よくアグアとポップ(ウロコインコとオキナインコ)を肩に乗せて、ギターを弾いて歌ってやる。
それを何よりも喜び、興奮し、そのうち安らいだ顔で眠り始める。
一昨日のこと。
窓から空を見ながら、先に遠くに行ってしまった鳥のことを思いながら歌っていた。
「あいつら、聞いてくれとるかねえ?」
と、つい口から出た。
すると肩でポップがこっちを見ながら、うん、うん、と何度も首を振って頷いてくれて、涙が溢れた。
この頃は、天国があってほしいと本気で思う。
信じる、信じないより、ただ興味がなかったが、今は、あいつらは天国にいると思いたい。
穢れも悪意もなく、立派に生きたから。