最近あるグループラインで、鳥のことをよく知らない人たちに話して反響があった話題の一つを紹介。
まず私が、
「鳥は感情豊かで賢い動物だと言うことをもっと知ってほしい」
と言うと、
「鳥が賢い?」
というリプがついた。
まずここでなんとも言えない脱力感を感じた。
無論、みんな知らないから知ってほしいと言ったのだが、この反応は鳥が賢いなどと微塵も思っていないのが伝わってきた。
次に別の人から、
「賢いってことは、鳥も懐くんですか?」
という質問が来た。
鳥に触れることのない人たちはこんなものだったのかと改めて痛感する。
賢さの話になると、「何を持って賢いとするか」など面倒な説明から始めないといけないので、まず、鳥が感情豊かであるというエピソードを紹介した。
これは今ではなく、恐らく去年くらいまでの話。
ウロコインコのポップを手に乗せて、家の鳥たちの名前を順番に私が言う。
「ジャンゴ、シエリート、フェリーチェ、アグア、ステファン」
そしてポップの嫌いなレース鳩の名前、
「アメ」
と言った瞬間にポップはキーッ!と絞るような声を上げて私の鼻に噛みつく。
続けて同じくレース鳩の
「ラグ」
と言った時にまたキーッと言って噛みつく。
けっこう痛い。
続けて他の鳥たちの名前を挙げていってもケロッとしている。
因みにこれはポップが私と部屋にいるときで、他の鳥たちは周りにいない。
グループラインには
「鳥も嫉妬するのか」
というコメントが入り、驚いたというマークがたくさん並んだ。
無論、嫉妬もするし他の鳥たちの名前も認識している。
今でもポップとレース鳩たちは仲が良くなく、よく鳩同士が喧嘩をしたり興奮してクークーと威嚇し合っているとポップが割り込んで蹴散らしている。
うちのインコの中で唯一ウロコインコがレース鳩より喧嘩が強い。
しかしながら、アメとラグの名前を呼んでもポップが私に噛みつくことはなくなった。
長い間いっしょに過ごして、気に食わないけど存在は認めているという感じだろうか。
面白いのは仲が悪くても危機管理には協力し合い、アビアリーから猫や大型の鳥が向かってくるのが見えるとお互いに警告し合う。