自由に空を飛び、木の中に飛び込んで枝や木の実を齧って遊ぶ、アグア(オキナインコ)とポップ(ウロコインコ)の生き生きとした姿を見ると、本当に幸せなんだろうと感じます。
「見て見て!」というように大きな声で鳴きながら空を旋回したり、枝に降り立った直後に歌い出す姿は、彼らの興奮と喜びが伝わってくるようです。


しかしアグアとポップが一番が嬉しそうに全身で喜びを現すのは、実はフリーフライトに出かけてケージから外に飛び出す時ではありません。

それは、私が部屋でギターを持って歌ってやる時です。
2羽が私の肩に乗り、ギターのコードを引き始めるとテンションがマックスになり、首を上下に振りながらリズムを取り、大きなボリュームで口笛を吹き、はっきりではないけれど、私に合わせて覚えている部分の歌詞を歌います。

私の口元に近い方の場所を取りたがり、左右の肩に2羽が分かれている時にポップの方を向いて歌うと、アグアはすぐにポップの場所を奪いに来ます。
そして1曲歌い終わると耳を齧り次の曲をねだったり、アグアは自分から口笛を吹いて私に続きを促します。

洋楽のアップテンポの曲を歌うと興奮し過ぎて攻撃的になることもありますが、小鳥の歌を歌うと急に優しくなりお互いに顔を寄せ合って毛づくろいを始めます。
小鳥の歌は口笛でも声でもこの2羽が挿し餌の時から歌ってやっていたので、それを聞くと雛の頃の感性に戻るのだと思います。

いつも歌ってやる部屋が、雛の時からいつもいっしょに食べて遊んで、くっついて寝て育った部屋というのもあるかも知れません。
人間でいう、三つ子の魂でしょうか。


小鳥の歌をギターの伴奏で歌うと急にお互い優しくなる


それにしても私の歌とギターで、こんなに幸せになってくれるのかと感激するくらい喜んでくれます。
(私の歌を人間様が喜んでくれるとは限らないのでユーチューブには上げていません。)

なので、フリーフライトができる鳥は幸せだと思いますが、フリーフライトこそが鳥の幸せとは思いません。
ペットの鳥が幸せを感じるキーは、特にインコや鳩のように仲間を欲しがる鳥は、外でも室内でも遊びの種類に限らず、まず飼い主が、鳥のことを大事に思っている、いつもそばにいたいと思っていることをオーバーなくらいに分かりやすく伝えて、感じさせてやることだと思います。

だんだんリラックスして眠りだすアグアとポップ。雛のころを思い出して安らぐのか?

「小鳥の歌」を聞くと優しくなるアグアとポップ(オキナインコとウロコインコ)


参照ブログ

オキナインコの口笛 (動画あり)

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オウム・インコのフリーフライト解説

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